手を伸ばしても もう届かない

パーフェクトスター パーフェクトスタイル

肯定してくれること

先日公開されていたさゆまいのハワイ旅での二人の会話を聞いていて感じたことですが、ファンとして、推したちが、現状の自分を肯定し未来に希望を持ってくれているほど幸せなことはないですよね。

ふと以前のっちがインタビューで語っていたことを思い出しました。

 「そうそうそう。今から頑張って婚活しても、たぶん授業参観に行く私は若いお母さんじゃない(笑)。そういう人生の選択肢はもうないんだなって思ったら、凄く寂しくなったんです。でもその選択肢がない分、またいろんな選択肢が増えたんだなって、今は思っていて」

 これはアイドル業に限らず、普通に大学出て、一般企業に就職した私でも感じることですが、女性は人生でタイムリミットを感じる瞬間が多い分余計に、片方を選んだ結果、得ることができなかった未来が、誰もが多かれ少なかれあると思っていて。

でもアイドル業(特に日本における)は年齢の線引きが強い分、Perfumeも乃木坂ちゃん

もちろんほかのアイドルたちも、全力でアイドルに取り組めば取り組むほど、諦めたこともあると想像しています。

恋愛や結婚、妊娠はともかくとして、例えば、高校の文化祭で好きな人に声をかけること、修学旅行で班別行動で観光すること、成人式に出席して中学の友達と写真を撮ること、みたいな、些細で多くの人が容易に経験してきたこと(そしてその瞬間にしか経験できないこと)ですら、彼女たちは諦めている。犠牲とはいいたくないけど、何かと引き換えにして今私たちの前に立ってくれているのだなあ、と時々思ったりします。

そう考えたときに、本人たちが、過去の選択してきた末の現状の自分を肯定し、その先の未来を楽しみに思ってくれているほど、安心することはありません。

ハワイのさゆまいがまさにそれで。年齢相応の不安は抱えつつも、何より乃木坂に入ってくれたこと、そして年齢をかさねてさらに大人になっていくことに楽しみと言ってくれたことが本当に嬉しい。

ななみんの卒業の時にも思ったけど*1、彼女たちがアイドル業を選択して、それを幸せに感じてくれていることが、本当に嬉しい。