手を伸ばしても もう届かない

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サブスク解禁・デジタル配信のメリットについて

楽曲をリリースすることの目的が何か、というのは本人たちに聞かなければ分からないところですね。ですが、音楽を生業としている以上、収益を上げるためにいかに商業的に成功するか、は意識しなければならないポイントでしょう。さらに、文化的・表現的な観点では、いかに多くの人に届くか・いかに自身の表現活動を具現化するか、という必ずしも両立しない目線も存在します。

 

なんか、小難しいこと書いちゃったけど、言いたいことはサブスク配信した方が良いのか、どうなのか?ってことです。

この1年で邦楽アーティストの解禁が続きました。最近だと安室ちゃんやバンプ。どちらも待っていたのでかなり嬉しかった。

ここまでくると、私的待ってるアーティストは、aikoPerfume、ジャニーズ様くらいになります。まあ、ジャニーズ様はこの先も予定は無いだろう、とは思っていましたが、aikoPerfumeも相次いで格安ベストの発売が決まり、ああこの人達も当面予定していないのかな、としょんぼりしているところです。Perfumeは、同じ事務所のポルノグラフィティが配信解禁したから、そろそろ次は、なんて思っていたのに。

私が乃木坂ちゃんにぐぐぐっとハマったのって、サブスク解禁してたから、っていうのは理由の1つだと思うんですよね。なんか気になるなーって思った時に、その膨らんだ興味を萎ませることなく、次のアクションへ繋げてくれる手段。

それをものすごく実感したのが、最近同世代の友人と話していたときでした。

『最近の嵐の曲って知らなくない?』

働き盛り会社員的に、Mステが放送している金曜夜8時なんて、働いているか、飲んでいるかのどちらか。そもそも見る音楽番組なんて、紅白かMステSPか、なんか特番くらい。昨年リリースされたジャニーズの新曲って、キンプリのやつ(年末の特番で歌いまくってたから知ってる)しか自信持って言えないです。

本題の嵐だと、パズドラのCMはやたら目にする機会が多いからなんとなく、でもタイトルは知らない・・・。音楽の入手手段が、CD買うか、レンタルするか、が主流だった10年前くらいは別にジャニオタじゃなくても、曲は普通に好きだからiPod入ってる、って普通だったと思います。が、令和元年、音楽の入手手段が変化した結果、サブスク移行民たちはジャニーズ離れしているのではないか?という結論に。

嵐の曲、好きな曲いっぱいあったんだけどなあ。

サブスク配信している楽曲が増えれば増えるほど、わざわざその範囲外の楽曲を聴こうと思うのは、音楽への嗜好が強いか、そのアーティストのファンか、になってしまいますね。

受け手に選択肢を与えず、CD購入一択にしているメリットって、商業的観点以外にあるのでしょうか?サブスク解禁はしなくとも、せめて配信販売だけでもしてくれればよいのに、と思うのですが。