手を伸ばしても もう届かない

パーフェクトスター パーフェクトスタイル

西野まるさんの魅力

卒業の件と日村さんの件を吐き出して、ちょっとほっとしたところで、私いつからなーちゃんのことかわいいと思うようになったんだっけ?とふと考えました。元々なーちゃんの可愛さとか、メンバーがよく言う守ってあげたい感とか、全然分からなかったので、なーちゃんがセンターやってるのが不思議で仕方がなかったです。
振返ると、気づいたら片想い(2014年)の頃は確実に思ってなかったな。新しいセンターが誰か、っていうので、なーちゃん見て、何でこの子なんだ?(ななみんとかまいやんの方が華やかで美人じゃない?!)と思った記憶があります。なーちゃんて、スターのオーラというか、何物にも負けない華やかさがあるタイプじゃないし、太陽よりも月っぽい感じで、周りがいるからこそ引き立つっていうイメージが先行してました。
それまでの私の中のセンター像って、なっち、ごっちんモー娘。)、あっちゃん、優子、(AKB)、夏菜子ちゃん(ももクロ)みたいな、なんていうか、主役っぽい子っていうイメージを持ってました。なーちゃんは主役というより、ヒロインだよね。全然目立たないよな?!センターのオーラ無くないか?!という感想で。だから私は最初彼女の魅力に気が付けなかったんだよね。
その気持ちが変わりだしたのは今、話したい誰かがいる(2015年)のWセンターくらいかなあ。あの時のフロント4人(なーちゃん、麻衣ちゃん、まいまい、美彩先輩)の醸し出す雰囲気で、私の中でようやく、乃木坂ちゃんてこういう子たちなんだって、グループカラー・イメージが分かってきた頃でした。そして私が乃木坂ちゃんに本格的にハマり始めた頃でもあります。
あの頃から、少しずつ彼女のことを知るようになって、控えめな一方でストイックな芯の強さとか、しなやかなダンスとか(他の星からのサビのなーちゃんは神がかってる)、周囲に流されないマイペースなところと少し頑固なところ、本人から自然と出てくる儚さ、に少しずつ気が付きました。単純な私なので、彼女の魅力が分かると、とたん引き込まれました。顔が宇宙レベルで美人とか、スタイルが強烈に良いとか、なにかスペシャル級に特筆したものは無いけれども、なーちゃんが乃木坂の中心にいることが、グループとして理想形だということに納得するようになりました。乃木坂ちゃんのグループの勢いと比例して、西野七瀬という一人の少女が成長し、自立した女性へと変化していく過程を見せてもらったような気がします。
一人のスターが引っ張るグループでは無く、それぞれがそれぞれの活躍の場を探すため模索しているグループが乃木坂ちゃんというグループです。俺についてこいタイプではないけど、先頭集団を黙々と走り、それを見て周りのメンバーがそれぞれ刺激を受けてきた、これがなーちゃんとメンバーとの関係だったのかなあ、と思いました。
今はもうなーちゃんがかわいくて仕方が無い。センターも納得。乃木坂ちゃんの楽曲には不可欠な存在です。今見ると、気づいたら片想いはなーちゃんセンターの曲でしかないね。

だからこそますます、卒業が不安で悲しくて、寂しい。